椅子から立ち上がった瞬間に発症した急性腰痛が改善した40代男性【横浜・関内・馬車道】

このような症状はありませんか?

  • 椅子から立ち上がった瞬間に腰へ激痛が走った
  • 急に腰が痛くなり動けなくなった
  • ぎっくり腰になって歩くのもつらい
  • 前かがみになると激痛が走る
  • 靴下を履く、顔を洗うなどの日常動作ができない
  • 病院では湿布や痛み止めだけだった
  • ぎっくり腰を繰り返していて根本から改善したい

このような症状は、一般的に**ぎっくり腰(急性腰痛・急性腰椎捻挫)**と呼ばれる状態である可能性があります。

ぎっくり腰は突然発症することが多い一方で、多くの場合は長期間にわたる姿勢不良や筋肉・関節への負担が積み重なった結果として起こります。

今回は、慢性的な腰痛を抱えていた40代男性が、仕事中に椅子から立ち上がった瞬間に発症したぎっくり腰の症例をご紹介します。

横浜市中区・関内にお住まいの40代男性が、急性の腰痛(ぎっくり腰)を主訴にSpine カイロプラクティックへ来院されました。

患者様は会社員として長年デスクワークに従事しており、以前から慢性的な腰痛を抱えていました。

仕事中は長時間座ることが多いため、椅子から立ち上がる際には腰へ負担がかからないよう、ゆっくり立ち上がることを日頃から心掛けていたそうです。

また、定期的な運動習慣はありませんでしたが、休日は近所への買い物などでは車を使わず、できるだけ歩くよう意識していました。

以前は仕事中に立ち上がって身体を動かすと腰痛が軽減していましたが、新型コロナウイルス流行以降はテレワークが増え、歩く機会や身体を動かす時間が減少したことで、腰痛を感じる頻度が年々増えてきたと話されました。

今回、仕事中に椅子から立ち上がろうとした瞬間、突然左腰へ鋭い痛みが走り、その場からほとんど動けなくなりました。

歩行も困難となり、左足をかばうような歩き方で当院へ来院されました。

これまでも整形外科で痛み止めの処方を受けたり、整体へ通院した経験はありましたが、

「ぎっくり腰を繰り返さないために、根本的な改善ができる方法を探したい。」

と考え、インターネットで検索された結果、Spine カイロプラクティックへご来院くださいました。


【検査内容】

問診

通常は座って問診を行いますが、患者様は座位姿勢を続けることが困難で、立ち上がる際に激痛が生じるため、立ったまま短時間で問診を行いました。

痛みは左腰に集中しており、少し身体を動かすだけでも強い痛みが誘発され、ほとんど自由に動くことができない状態でした。

ぎっくり腰を発症してから会社を休み、自宅でも約3日間ほとんど横になって過ごしていたとのことでした。

痛みは特に前屈(前かがみ)で著しく増悪し、腰を曲げることはほとんどできませんでした。

一方、腰を反らす動作では痛みは比較的軽く、ある程度動かすことが可能でした。

また、

  • ベッドから起き上がる
  • 靴下やズボンを履く
  • 顔を洗う
  • 椅子から立ち上がる

といった日常生活の基本動作にも大きな支障をきたしていました。


視診

立位姿勢では典型的な疼痛回避姿勢(Antalgic Posture)が認められました。

左腰の痛みを避けるため、体重を無意識に右脚へ移動させ、身体全体が右側へ傾いた状態で立っていました。

このような姿勢は急性腰痛患者でよくみられ、患部への負担を減らそうとする身体の防御反応と考えられます。


スタティックパルペーション(静的触診)

うつ伏せで評価したところ、

左右の脊柱起立筋および腰方形筋には著しい筋緊張の左右差が認められました。

特に左側の筋肉は強い防御性収縮(スパズム)を起こしており、急性腰痛に特徴的な所見でした。

さらに、本来存在する腰椎前弯(腰の自然なカーブ)はほぼ消失しており、腰椎全体が平坦化した状態となっていました。

仰向け姿勢では痛みが非常に強かったため、初診時には無理に検査を行わず、症状の改善に合わせて段階的に評価することとしました。


モーションパルペーション(動的触診)

急性期で疼痛が非常に強かったため、安全性を最優先に必要最小限の評価を行いました。

うつ伏せ姿勢で腰椎および骨盤の動きを確認しましたが、わずかな関節運動でも左腰に強い痛みが誘発されたため、それ以上の詳細な動的評価は実施しませんでした。

急性ぎっくり腰では、無理に可動域検査を行うことよりも、炎症や筋スパズムを悪化させないことが重要と判断しました。


オーソペディックス(整形学検査法)

重篤な神経障害や椎間板ヘルニアなどを除外する目的で整形学検査を実施しました。

  • Adam’s Sign:陽性(左腰痛が誘発)
  • Neri Bowing Test:陰性
  • Straight Leg Raise(SLR):陰性
  • Valsalva Test:陰性

ベルトテストおよびBechterew’s Sitting Testについては、疼痛が強く安全な検査が困難であったため実施しませんでした。

神経学的異常を示唆する所見は認められず、今回の症状は急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)に伴う筋スパズムと腰椎・骨盤の機能障害によるものと判断しました。


筋力検査

急性疼痛が著明であったため、筋力検査は実施しませんでした。

痛みが軽減した段階で改めて筋力や体幹機能を評価し、再発予防を含めた施術計画を立てることとしました。


男性は腰痛発症率が第一位です。


【施術内容】

初診時は痛みが非常に強く、通常の仰向け姿勢や水平な施術姿勢を維持することが困難でした。

そのため、身体への負担を最小限に抑える目的で、専用のカイロプラクティックベッドの角度を調整し、腰部への荷重を軽減できる抗重力姿勢で施術を開始しました。

まず初めに、急性腰痛によって強い防御性収縮(筋スパズム)を起こしていた

  • 脊柱起立筋
  • 腰方形筋
  • 臀筋群

に対して軟部組織療法(Soft Tissue Therapy)を行いました。

しかし、急性期のぎっくり腰では筋肉を過度に緩めることが必ずしも良いとは限りません。

筋肉は痛みから身体を守るために収縮している場合もあり、過剰に弛緩させると体幹の支持性が低下し、かえって症状が悪化する可能性があります。

そのため当院では、単に筋肉を緩めることを目的とするのではなく、**正常な筋機能を回復させること(Functional Restoration)**を目的として施術を行いました。

さらに詳細な評価では、腰椎本来の生理的前弯(腰の自然なカーブ)が著しく減少しており、腰椎全体が平坦化していました。

この状態では腰椎へ加わる衝撃を適切に吸収できず、筋肉へ持続的な負担が集中しやすくなります。

そこで痛みの程度を十分考慮しながら、Joint Motion Theoryに基づき腰椎一つひとつの関節可動域を慎重に回復させるモビリゼーションを実施しました。

急性期であったため、強い矯正ではなく、安全性を最優先に腰椎の正常な運動と前弯の回復を目的とした施術を中心に行いました。

最後に、

  • 起き上がり方
  • 椅子から立ち上がる方法
  • 寝返り時の注意点
  • 急性期に避けるべき動作
  • 日常生活での腰への負担を軽減する方法

について詳しく説明し、ご自宅での生活指導を行いました。


ぎっくり腰(急性腰痛)は何回で改善した?

初回

施術直後も痛みは残っていましたが、患者様はベッドから起き上がる動作や歩行時の痛みが明らかに軽減していることを実感されました。

「立ち上がるのがこんなに楽になるとは思いませんでした。」

と驚かれていたのが印象的でした。

急性腰痛では施術後もしばらく炎症反応が続くことがあるため、日常生活での注意点をご説明し、3日後に再評価を行うこととしました。


2回目(3日後)

朝起きる際にはまだ強い痛みが残っており、ベッドから起き上がる動作には苦労していました。

しかし日中の痛みは大きく改善し、

  • 椅子から立ち上がる
  • 歩行する
  • 室内を移動する

といった動作は初診時と比較してかなり楽になっていました。

筋スパズムも徐々に軽減していたため、次回は1週間後の来院をご提案しました。


3回目(1週間後)

2回の施術によって症状はさらに改善し、日中の痛みはほぼ消失しました。

朝起床時には多少の腰のこわばりが残っていましたが、痛みというより筋肉の硬さ程度となり、慎重に起き上がればその後は問題なく日常生活を送れる状態まで回復しました。

1週間経過しても症状は安定していたため、施術間隔を2週間へ延長しました。


4回目(2週間後)

前回施術後から仕事が急激に忙しくなり、在宅勤務で長時間座り続ける日が増えたことで、一時的に腰痛が再発しました。

患者様は当院へ連絡しようと考えたそうですが、その日の夜に初診時にお伝えしたストレッチを行ったところ、症状が軽減したため、その後は毎晩継続してストレッチを実践されたとのことでした。

2週間後の来院時には症状は落ち着いていました。

セルフケアによって症状が改善したことは非常に良い経過でしたが、再評価では左右の脊柱起立筋の筋緊張差が再び顕著となり、腰椎前弯も減少していました。

そのため初診時と同様に筋機能のバランスを整えながら、腰椎前弯の回復を重点的に施術しました。

今回の経過から、長時間のデスクワークでは2週間の施術間隔はまだ少し長いと判断し、次回は1週間後の来院をご提案しました。


5回目(1週間後)

患者様はこの1週間ほとんど腰痛を感じることなく過ごすことができました。

毎晩ストレッチも継続できており、腰椎の可動性や筋緊張も安定していたため、患者様ご本人とも相談した結果、急性腰痛に対する治療は終了としました。


6回目(約1か月半後)

その後、ぎっくり腰の再発はありませんでしたが、以前からあった慢性的な腰痛が少しずつ気になるようになりました。

ストレッチだけでは改善しにくくなったことから再来院されました。

施術後は腰の軽さを再び実感され、

「やはり施術を受けると全然違います。」

との感想をいただきました。

急性腰痛は改善していたものの、慢性的な腰部への負担は残っていることから、患者様のご希望もあり再発予防を目的としたメンテナンスケアへ移行しました。

現在は月1回程度の予防的なカイロプラクティックケアを継続され、良好な状態を維持されています。


カイロプラクターの見解

ぎっくり腰(急性腰痛)は、「魔女の一撃」とも呼ばれるほど突然激しい痛みに襲われる代表的な筋骨格系疾患です。

しかし実際には、多くの場合、発症は突然でも身体の中では長期間にわたって負担が蓄積しています。

慢性的な腰痛を感じていた方が発症するケースもあれば、自覚症状がほとんどないまま、ある日突然ぎっくり腰になる方も少なくありません。

「痛みがないから問題ない」「少し腰が張る程度だから大丈夫」と考えてしまう方も多いですが、慢性的な筋疲労や関節機能障害を放置すると、急性腰痛のリスクが高まることがあります。

もちろん、腰痛には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨折、感染症など、医療機関での精査が必要な疾患も存在します。

そのため当院では、まずカイロプラクティックの適応かどうかを慎重に評価し、必要に応じて医療機関への受診をご案内しています。

今回の患者様では、

  • 慢性的な脊柱起立筋の過緊張
  • 腰方形筋の持続的な緊張
  • 腸腰筋の柔軟性低下
  • 腰椎前弯の減少(フラットバック傾向)

が長期間続いた結果、椅子から立ち上がるという比較的軽い動作をきっかけに、急性腰痛を発症したものと考えられました。

筋肉への施術だけでは、一時的に症状が軽減しても再発を繰り返すことがあります。

そのため当院では、筋肉だけでなく腰椎や骨盤の関節機能、姿勢、日常生活動作まで含めて評価し、再発しにくい身体づくりを目指しています。

現在、患者様は月1回のメンテナンスケアを継続され、ぎっくり腰の再発なく良好な状態を維持されています。


横浜・関内・馬車道でぎっくり腰・慢性腰痛にお悩みの方へ

Spine カイロプラクティックでは、

  • ぎっくり腰(急性腰痛)
  • 慢性腰痛
  • デスクワークによる腰痛
  • テレワークによる腰痛
  • 腰椎椎間板ヘルニアの保存療法(適応症例)
  • 骨盤機能障害
  • 姿勢不良による腰痛
  • 再発を繰り返す腰痛

などに対し、エビデンスを踏まえた評価と、関節機能・筋機能・姿勢を総合的に改善するカイロプラクティックケアを提供しています。

当院は横浜市中区・馬車道駅から徒歩1分、日本大通り駅から徒歩8分、JR関内駅から徒歩7分、JR桜木町駅から徒歩12分とアクセスしやすい立地にあり、日本語・英語の両方に対応しております。

ぎっくり腰や慢性的な腰痛でお困りの方は、お気軽にSpine カイロプラクティックまでご相談ください。