デスクワークに従事している女性が1ヶ月前から左腰痛と右肩痛みを発症し、当院へ来院した。
5〜6年前に会社に就職して以来肩こりや腰痛に悩まされており、自宅周辺のマッサージなどを2週間に1度受けたり、ジムで筋トレをする様になり少し長持ちができる様になっていた。
しかし、この1ヶ月はコリではなく痛みを感じる様になり、マッサージでは効果が持続しなかったため、根本的な改善ができないかと思いChat GPTに整体やカイロプラクティックで関内/馬車道と聞いたところ、当院がおすすめ候補に上がってきたためHPを確認し来院した。
【検査内容】
問診:
元々慢性的な症状に悩んでおり、ぎっくり腰の経験やひどい時は肩こりから頭痛につながったりしていた。
話を聞いていくと、学生の頃に軽度側湾症の診断を受けていた。日常生活では支障が全くない状態であったため、自分でも忘れていたくらいであった。
社会人になりデスクワークに従事する様になってから症状が慢性的になっていった。いつも特定の場所が辛くなるため、定期的にマッサージを受けて一時的に緩和したり、ジムに行って運動したりして凌いでいたがこの1ヶ月は痛みが強くマッサージの効果が出なくなり、ジムに行くと逆にコリ感が強くなるため途方に暮れて未体験のカイロプラクティックを受信しようと思い当院に来店した。
追記:問診時に姿勢を視ていると、脊柱側湾があるのではないか?と思い、聞いてみると本人も思い出したかのように「そういえば中学生の時に診断を受けた事があると言っていた」
視診:
軽度側湾症の疑いがあるため、指標となる肩峰の高さ・肩甲骨の左右差・骨盤の傾斜を指標に観察。
右肩の挙上/右肩甲骨の外転変位/骨盤の左側方移動が確認できた。

スタティックパルペーション(静的触診):
右側の肩挙上/外転筋群(僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・棘上/棘下筋・前鋸筋)過緊張
左側の骨盤周囲筋群(腰部起立筋・臀筋群・腹斜/腹横筋・大腿筋膜張筋)過緊張
モーションパルペーション(動的触診):
⚫︎前屈時の左肋骨隆起(リブハンプ)がやや見られた。
⚫︎右腕を挙げると肩の挙上が顕著に視られる。
⚫︎立った状態で腰を左右に傾けると明らかに右側に倒しやすい。
オーソペディックス(整形学検査法):
側湾症の疑いを示す検査は存在しないため行なっていない。
筋力検査:
三角筋:左4/5=右に比べて若干弱い
広背筋:右4/5=左に比べ若干弱い
前鋸筋:左4/5=右に比べ若干弱い
中/小臀筋:左4/5=右に比べ若干弱い
大腿筋膜張筋:右4/5=右に比べ若干弱い
【施術内容】
右肩上がり/腰部・骨盤の左傾斜が見られるため、筋力検査においても左右差が顕著に出ていた。
まず筋張力のバランスを整えるため、過緊張を起こしている筋群の緩和と弱化筋の張力トレーニング指導を行なった。
筋肉の状態を整えただけで症状の緩和が見られたが大事なのはその先で、その筋肉の状態を維持するためには骨格のバランスを整える矯正=アジャストが必要である。
そのためには骨格の稼働制限を矯正する方向を決めていかなければならない。この方の場合、胸椎(背中の部分)の右凸と腰椎(腰の部分)の左凸の側湾を伴っていた。

上記側湾のため、筋群の緊張及び身体の可動性に制限と過剰方向の差が激しいため、負担の偏りが生じていた。
筋肉の緊張を緩和させ、骨格のアジャストメントを適正方向に行うことで身体の中心軸を正す様に持っていき、症状が誘発しづらい状態を作っていく。
【施術予後】
初回:
右肩こりと左腰痛の症状緩和のため筋肉の緩和を行なった。その後背骨全体(フルスパイン)で矯正=アジャストメントを行い、関節の可動域と位置関係の調整を行なった。
2回目:
1週間後の来院。 3日間は軽減していたが、その後は症状が戻ってきたとのことだった。予測していたことなので事前に患者には伝えていた。
施術は同様の施術を行い、身体が施術後の状態を記憶していくのに時間を要することを再度伝え、その間に弱化側のトレーニングを処方した。
3〜6回:
この間は基本的に1〜2週に1回の施術を行い、経過を見てもらった。
基本の施術軸は変えず、骨格矯正と筋肉の緩和操作を行い、身体の機能的及び構造的な均等性を作っていった。
また、Spineカイロプラクティックが提携しているピラティス:https://kulapilates.com/ に通う様になり先生にコチラの要望を伝え、コアマッスルのトレーニングを行っていることも結果につながっていると思われる。
2週間の経過や、仕事が立て込んでいても症状を感じることはほとんどなくなった。
7回目以降:
現在はメンテナンスに移行し、カイロプラクティックによる矯正は月に一回になり、ピラティスを続けながら健康的な毎日を過ごしている。
【施術者の見解】
慢性的な肩こりや腰痛には必ず日常生活における負担の蓄積が関係しています。運動不足や仕事の内容、居住環境など様々な要因の組み合わせによって誰でも起こりうる症状です。
しかし、この症例の場合側湾症という脊柱の機能異常(私の判断では機能的側湾症と考えます)によって起こる根本的な問題が潜んでいました。
そのため、再発する前提でメンテナンスの必要性を初回からお伝えしました。
角度によりますが軽度の場合、側湾症自体は無症状です。低年齢の場合は症状として感じることがほとんどありませんが、正常な背骨の方にも共通することですが、年齢及び仕事をする様になるなどの環境的な要因で慢性症状を発症する確率は上がります。
カイロプラクティック矯正やマッサージなどによる症状緩和は有効ですが、良くなった状態をいかに維持するか?は患者個人の努力が必要になります。
スパインカイロプラクティックではその様な観点からピラティス/ジムと提携しています。
この方も施術後にピラティスに通う様になり症状の発症を抑え、痛みに悩ませられることもなく健康的な毎日を送っている良い例として症例報告に上げさせていただきました。
Spine Chiropracticでは、急性腰痛、首の痛み、胸椎捻挫(ぎっくり背中)など、日常生活に直接影響を及ぼすさまざまな筋骨格系疾患に対して、エビデンスに基づいた施術を提供しています。当院は単なるリラクゼーション目的のサービスではなく、機能の回復と痛みの軽減を目的とした専門的なカイロプラクティックケアを行っています。
Spine Chiropracticは横浜中心部に位置し、馬車道駅から徒歩1分、日本大通り駅から徒歩8分、JR関内駅から徒歩7分、JR桜木町駅から徒歩12分と、アクセスに便利な立地です。横浜エリアにお住まいの方やお勤めの方はもちろん、英語対応可能なカイロプラクターをお探しの海外の患者様にもご利用いただきやすい環境です。
急性の腰痛や首のこわばり、種々関節の痛みや産後の骨盤調整などでお困りの方は、どうぞお気軽にSpine Chiropracticへご相談ください。誠実さと専門性を大切にし、患者様一人ひとりに寄り添った質の高い施術を提供いたします。