デスクワークとテレワークで悪化した肩こり・首こりが改善した40代女性【横浜・関内・馬車道】

このような症状はありませんか?

  • 長年肩こりや首こりに悩んでいる
  • デスクワークやテレワークで肩こりが悪化した
  • 肩から首筋にかけて重だるさや痛みが続いている
  • 肩甲骨の内側までコリが広がる
  • 首や肩を回さないと仕事に集中できない
  • マッサージや整体では数日しか効果が続かない
  • 慢性的な肩こりを根本から改善したい

このような症状は、単なる筋肉疲労ではなく、姿勢の乱れや頚椎・胸椎の関節機能低下、肩甲帯の運動異常などが関係している可能性があります。

今回は、10年以上続く慢性的な肩こりと首の痛みに悩まされ、マッサージや整体、カイロプラクティックを繰り返し受けても改善が長続きしなかった40代女性の症例をご紹介します。


慢性的な肩こり・首の痛みの症例

横浜市中区・馬車道にお住まいの40代女性が、慢性的な肩こりと首の痛みを主訴にSpine カイロプラクティックへ来院されました。

患者様は会社員として長年デスクワークに従事しており、肩こりは10年以上前から自覚していました。

当初は仕事中だけ肩が重くなる程度で、休日や十分な休息を取ることで自然に軽快していたため、特に治療を受けることはありませんでした。

しかし、テレワークが増えたことをきっかけに症状が急激に悪化しました。

約2年前からは肩こりだけではなく首の痛みも強くなり、肩甲骨周囲までコリが広がるようになりました。

夜中に痛みや不快感で目が覚めることもあり、日常生活にも大きな支障をきたすようになったそうです。

症状が悪化するたびに、

  • マッサージ
  • 整体
  • カイロプラクティック

など複数の施術を受けていました。

施術直後は楽になるものの、多くの場合は数日程度で元の状態へ戻ってしまうことを繰り返していました。

その中ではカイロプラクティックが比較的効果を長く感じられたため、定期的に通院していた時期もありましたが、ある程度改善するとそれ以上変化がみられなくなり、慢性的な肩こりは残ったままでした。

「根本的に改善できる方法がないか。」

そう考え、自宅近くの馬車道に新しく開院したSpine カイロプラクティックへご来院されました。


慢性的な肩こり・首の痛みの原因を評価

問診

患者様が最も気になっていた症状は、肩から首筋にかけて続く慢性的な痛みと強いコリ感でした。

デスクワークを続けていると、肩だけではなく背中から肩甲骨周囲まで張り感が広がり、仕事中も頻繁に首や肩を回して症状を和らげていたそうです。

痛みは左右ともにありましたが、右側の症状が特に強く、体感では右が約70%、左が30%程度とのことでした。

また、

  • 少し歩く
  • 身体を動かす
  • 外出する

など、身体を動かしている間は比較的症状が軽減する傾向がありました。

一方で、長時間同じ姿勢を続けると再び肩こりや首の痛みが強くなるという特徴がみられました。

患者様は、

「食事中でも首が気になって無意識に動かしてしまい、家族から『落ち着きがないね』と言われることがあります。」

と笑いながら話してくださいました。

なお、腕のしびれや頭痛などの神経症状は認められませんでした。


視診

立位姿勢では右肩がやや挙上し、肩の高さに左右差が認められました。

側方から姿勢を評価すると、

  • 頭部前方位姿勢(ストレートネック傾向)
  • 巻き肩
  • 胸椎後弯の増加(猫背姿勢)

が確認されました。

さらに座位ではこれらの姿勢不良がより顕著となり、長時間のデスクワークやテレワークによって頚椎や肩甲帯へ大きな負担が加わっていることが推測されました。


スタティックパルペーション(静的触診)

触診では、肩こりで一般的に緊張しやすい僧帽筋だけでなく、

  • 肩甲挙筋
  • 頭板状筋・頚板状筋
  • 胸鎖乳突筋(特に鎖骨頭)

など、首を支える深層筋にも著しい筋緊張が認められました。

これらの筋肉は長時間の前かがみ姿勢やストレートネックによって過剰な負荷を受けやすく、慢性的な首こり・肩こりを引き起こす代表的な筋群です。


モーションパルペーション(動的触診)

頚椎の可動域を評価したところ、

右回旋および右側屈で軽度の可動域制限が認められました。

一方で、前屈・後屈では明らかな制限や疼痛誘発はなく、可動域は正常範囲内でした。

右肩を挙上した際には痛みはありませんでしたが、

「肩全体が引っ張られるような張り感がある。」

と訴えられました。

さらに頚椎・胸椎・肩甲帯を詳細に評価すると、上位頚椎から胸椎移行部にかけて関節可動性の低下が認められ、肩甲骨の動きにも左右差が確認されました。

これらの関節機能障害(カイロプラクティックで評価するサブラクセーション)が、肩や首の筋肉へ継続的なストレスを与え、慢性的な肩こりを引き起こしていると考えられました。


オーソペディックス(整形学検査法)

頚椎椎間板ヘルニアや神経根症状など重篤な疾患を除外するため、各種整形学検査を実施しました。

  • Cervical Compression Test:陰性
  • Cervical Distraction Test:陰性
  • Morley’s Test:陰性(圧痛のみ認める)
  • Barre-Lieou Test:陰性

神経学的異常や頚椎疾患を強く疑う所見は認められず、本症例は姿勢不良と頚椎・胸椎・肩甲帯の機能障害に起因する慢性的な肩こり・首の痛みと判断しました。


肩こり・首の痛みに対する施術

今回の症例では、頚椎椎間板ヘルニアや神経根症状などを疑う所見は認められず、整形学検査や神経学的評価からもリスクは低いと判断したため、積極的な保存療法(アクティブトリートメント)を実施しました。

まず初めに、首から肩、背中にかけて過緊張を起こしている筋肉に対して**軟部組織療法(Soft Tissue Therapy:STT)**を行い、僧帽筋、肩甲挙筋、板状筋群、胸鎖乳突筋など、慢性的な肩こりや首の痛みに大きく関与している筋群の緊張を緩和しました。

筋肉の緊張が軽減した後は、患者様が無理なく良い姿勢を維持できるよう、肩甲帯や胸郭の安定性に関わる筋群のバランスを調整しました。

しかし、慢性的な肩こりは筋肉だけを緩めても根本的な改善にはつながらないことが少なくありません。

筋肉はすべて骨や関節に付着しているため、姿勢や動作を改善するためには、筋肉だけでなく関節の可動性を正常化することが重要です。

そこで当院では、筋肉へのアプローチに加え、カイロプラクティックによる**アジャストメント(関節矯正)およびモビリゼーション(関節可動域改善)**を組み合わせた施術を行いました。

姿勢評価では頚椎の生理的前弯(首のカーブ)が減少し、ストレートネック傾向が認められたため、頚椎本来の可動性を回復させることを目的に頚椎モビリゼーションを実施しました。

さらに、関節機能障害(カイロプラクティックで評価するサブラクセーション)が認められたC3/C4およびC6/C7に対してアジャストメントを行い、頚椎全体の運動機能改善を図りました。

肩関節では前方への位置異常(前方変位)が認められ、これが巻き肩を助長していたため、肩関節の位置を正常化する目的で調整を実施しました。

また、**肩鎖関節(AC Joint)および胸鎖関節(SC Joint)**にも可動性低下が認められたため、それぞれに対してアジャストメントを行いました。

さらに詳細な評価では、肩甲骨が外側へ流れた状態(肩甲骨外転)が認められ、この影響により肩関節が前方へ引き出され、巻き肩姿勢が形成されていました。

肩甲骨の正常な位置を回復させるため、肩甲骨を外転方向へ引っ張る筋群の緊張を緩和するとともに、可動性が低下していた右第6・第7肋骨に対してアジャストメントを実施し、胸郭と肩甲骨の協調した動きを改善しました。

最後に、ご自宅や職場でも再発を予防できるよう、

  • デスクワーク時の正しい姿勢
  • モニター・椅子の高さの調整方法
  • 肩甲骨を動かすエクササイズ
  • ストレートネック改善体操
  • 胸郭の柔軟性を高めるセルフストレッチ

を指導し、セルフケアも継続していただきました。


肩こり・首の痛みは何回で改善した?

初回

施術直後には、患者様ご自身でも首や肩の軽さを実感され、

「肩がすごく軽くなりました。姿勢も自然と良くなった感じがします。」

との感想をいただきました。

肩や首の可動域も改善し、施術前に感じていた肩周囲の重だるさは大きく軽減しました。

ただし、10年以上続いている慢性的な肩こりであったため、一時的な改善だけで終わらせないよう、1週間後に再評価を行うこととしました。


2回目(1週間後)

患者様は、

「前回ほどではないですが少し戻っています。ただ、以前と比べるとかなり楽です。」

と話されました。

症状を10段階で表すと、

初診時:10

1週間後:6

まで改善していました。

慢性的な肩こりでは、一度の施術で完全に改善することは少なくありませんが、長年積み重なった姿勢の癖や筋肉の使い方を改善するためには、一定期間継続して身体へ良い状態を学習させることが重要です。

そのため、頚椎・胸椎・肩甲帯を中心とした施術を継続しました。


3回目(10日後)

2回目の施術後はさらに改善がみられ、

10日経過しても症状は10段階中3程度まで軽減していました。

仕事中に首や肩を頻繁に回すこともほとんどなくなり、以前よりデスクワークへ集中できるようになったとのことでした。

また、ご自宅で継続していただいていた姿勢改善エクササイズやストレッチも順調に実践されており、姿勢そのものにも改善が認められました。


4回目(2週間後)

仕事が忙しい時期ではありましたが、大きな症状の悪化は認められませんでした。

セルフエクササイズを継続できていたこともあり、症状は前回と同程度で安定していました。

姿勢や関節機能も改善傾向を維持できていたため、施術間隔を徐々に延ばしていくことが可能と判断しました。


5回目以降(月1回メンテナンス)

患者様ご本人の希望もあり、症状改善後は再発予防を目的としたメンテナンスケアへ移行しました。

現在は月1回程度の定期的なカイロプラクティックケアを継続されており、以前のように肩こりや首の痛みに悩まされることなく、快適に仕事や日常生活を送られています。

患者様からは、

「以前はマッサージへ行っても数日しか持ちませんでしたが、今では仕事が忙しい時期でも肩こりがほとんど気にならなくなりました。」

との嬉しいお言葉をいただき、本症例はメンテナンス期へ移行しました。


【カイロプラクターの見解】

今回の症例は、臨床現場で非常に多くみられる典型的な慢性的肩こり・首の痛みの症例でした。

筋肉の緊張そのものが症状の原因となっていましたが、その筋肉の緊張を作り出している背景には、長年の姿勢不良や関節機能の低下が存在していました。

そのため、筋肉だけでなく関節機能や姿勢まで含めて評価し、段階的に施術を進めたことで、比較的順調に症状を改善することができました。

患者様はこれまでにも整体やカイロプラクティックへ通院された経験がありましたが、思うような改善が得られなかったそうです。

施術中に詳しくお話を伺うと、

「今までは筋肉をほぐすことが中心でしたが、関節の動きや姿勢まで細かく説明を受けたのは初めてでした。」

とお話しくださいました。

もちろん筋肉の柔軟性を改善することは非常に重要です。

しかし、筋肉は骨や関節へ付着して身体を動かしています。

そのため、筋肉だけを繰り返し緩めても、関節の可動域や姿勢、身体の使い方が改善されなければ、再び同じ筋肉へ負担が集中し、肩こりや首の痛みが再発してしまうケースは少なくありません。

慢性的な肩こりほど、**「なぜその筋肉が硬くなっているのか」**という原因を見つけることが、根本改善への第一歩になります。

今回の患者様は、現代社会で非常に多くみられるデスクワーカーに典型的な身体の特徴を呈していました。

近年はデスクワークに加え、コロナ禍以降のテレワーク普及によって身体を動かす機会が大幅に減少しました。

その結果、

  • 長時間同じ姿勢が続く
  • 筋肉の収縮・伸張が減少する
  • 血流が低下する
  • 関節の可動性が失われる
  • 姿勢が崩れやすくなる

という悪循環が起こり、慢性的な肩こりや首の痛みを訴える方が年々増えている印象があります。

今回の評価では、特に以下のような機能障害が認められました。

  • 頚椎C4〜C6の可動域制限および右後側方への関節機能障害
  • 頚椎前弯の減少(ストレートネック傾向)
  • 右肩甲骨の挙上・外転(肩甲挙筋・小菱形筋・棘下筋・肩甲下筋の過緊張)
  • 右第5〜第7肋骨の可動性低下
  • 右肩関節の前方変位(大胸筋・小胸筋の短縮による巻き肩)

これらはそれぞれ独立した問題ではなく、お互いに影響し合いながら肩や首へ慢性的なストレスを与えていました。

当院では、このような慢性的な肩こりに対し、筋肉だけではなく、頚椎・胸椎・肩甲帯・肋骨・肩関節など身体全体の運動連鎖を評価し、症状の原因へアプローチすることを大切にしています。

また、慢性的な肩こりや首の痛みを「いつものことだから」と放置してしまう方も少なくありません。

もちろん、肩こりが必ず重大な疾患へ進行するわけではありませんが、長期間にわたって姿勢不良や関節機能障害が続くことで、筋骨格系への負担が蓄積し、より強い痛みや機能障害を引き起こす可能性があります。

例えば、

  • 寝違え(急性頚部痛)
  • ぎっくり背中(胸椎捻挫)
  • 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
  • 頚椎症
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚椎神経根症による腕のしびれ
  • 頚性頭痛

などへ移行するケースも臨床では経験します。

そのため、「まだ我慢できるから」と放置するのではなく、慢性的な肩こりや首の痛みが続いている場合は、原因を早期に評価し、適切なケアを受けることが将来的な症状の悪化や再発予防につながると考えています。

Spine Chiropracticでは、急性腰痛、首の痛み、胸椎捻挫(ぎっくり背中)など、日常生活に直接影響を及ぼすさまざまな筋骨格系疾患に対して、エビデンスに基づいた施術を提供しています。当院は単なるリラクゼーション目的のサービスではなく、機能の回復と痛みの軽減を目的とした専門的なカイロプラクティックケアを行っています。


Spine Chiropracticは横浜中心部に位置し、馬車道駅から徒歩1分、日本大通り駅から徒歩8分、JR関内駅から徒歩7分、JR桜木町駅から徒歩12分と、アクセスに便利な立地です。横浜エリアにお住まいの方やお勤めの方はもちろん、英語対応可能なカイロプラクターをお探しの海外の患者様にもご利用いただきやすい環境です。

急性の腰痛や首のこわばり、種々関節の痛みや産後の骨盤調整などでお困りの方は、どうぞお気軽にSpine Chiropracticへご相談ください。誠実さと専門性を大切にし、患者様一人ひとりに寄り添った質の高い施術を提供いたします。