階段やしゃがむ動作で膝のお皿の下が痛い40代女性が改善した症例【関内・馬車道】

横浜市中区(関内)在住の40代女性が、約2か月前から続く右膝のお皿の下(膝蓋腱)の痛みを主訴に来院されました。

デスクワークを中心とした仕事に従事しており、一日の大半を座って過ごしています。また、小学生のお子様がおり、家事や育児で床にしゃがむ動作や階段の昇り降りを繰り返す生活を送っていました。

最初は階段を下りる時だけ膝のお皿の下に軽い違和感が出る程度でしたが、「そのうち治るだろう」と様子を見ながら生活を続けていたそうです。

しかし徐々に症状が悪化し、しゃがむ動作や立ち上がる際にも痛みを感じるようになり、最近では正座をすることも難しくなっていました。

整形外科を受診したところ、レントゲンでは骨に異常はなく、湿布と痛み止めを処方されましたが、大きな改善はみられませんでした。

患者様からは、

「骨に異常はないと言われて安心はしたのですが、毎日の生活で膝が痛くて困っていました。以前主人が腰痛でこちらに通って良くなったので、一度診てもらおうと思いました。」

とのお話をいただき、膝だけではなく身体全体の動きも含めて評価を行いました。


【検査内容】

問診

痛みは右膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下に限局しており、

  • 階段を下りる
  • しゃがむ
  • 椅子から立ち上がる
  • 正座をする

これらの動作で痛みが強く誘発される状態でした。

歩行は可能でしたが、長時間歩いた後は膝前面に鈍い痛みが残るとのことでした。

視診

立位では右膝をわずかに曲げた姿勢をとる傾向があり、無意識に右膝への荷重を避ける代償動作がみられました。

スクワットでは体重を左脚へ逃がす動きが確認されました。

スタティックパルペーション(静的触診)

膝蓋腱中央から脛骨粗面付近にかけて圧痛を認めました。

また、大腿四頭筋、特に大腿直筋と外側広筋に著しい筋緊張が認められ、膝蓋骨周囲の軟部組織の柔軟性も低下していました。

臀部からハムストリングスにかけても筋緊張が高く、股関節の動きにも影響を与えている状態でした。

モーションパルペーション(動的触診)

膝関節の屈伸可動域は保たれていましたが、約30〜60度の屈曲時に膝蓋腱へ疼痛が出現しました。

さらに股関節の伸展可動域と足関節背屈可動域の低下が認められ、しゃがむ動作の際に膝へ過剰な負荷が集中していることが確認されました。

オーソペディックス(整形学検査法)

McMurray Test:陰性

Lachman Test:陰性

Anterior Drawer Test:陰性

Valgus/Varus Stress Test:陰性

半月板損傷や靭帯損傷を疑う所見は認められませんでした。

筋力検査

神経学的な筋力低下は認められませんでしたが、疼痛のため右脚で片脚スクワットを行うことは困難な状態でした。


【施術内容】

今回の症例では、膝蓋腱そのものに大きな損傷があるというよりも、大腿四頭筋の過緊張と股関節・足関節の可動性低下によって膝蓋腱へ過剰なストレスが繰り返し加わっている状態と判断しました。

まず、干渉波療法を用いて大腿四頭筋の筋緊張を緩和しながら、膝に負担をかけない範囲で屈伸運動を行い、筋肉同士の協調した動きを回復させました。

その後、特殊な器具を使用した筋膜リリースを行い、大腿四頭筋、膝蓋腱周囲、腸脛靭帯の軟部組織の滑走性改善を図りました。

さらに、股関節・骨盤・足関節の関節機能を評価したところ、骨盤から下肢へ連鎖する運動機能に制限が認められました。

これらが膝へ過剰な負担を集中させる一因となっていたため、カイロプラクティックによる関節機能の調整(アジャストメント)を行い、身体全体のバランスを整えました。

最後に、自宅で継続できる大腿四頭筋・臀筋・ふくらはぎのストレッチと、膝に負担をかけにくいスクワット動作を指導しました。


【施術予後】

初回

施術直後にはスクワット時の痛みが大幅に軽減し、患者様ご自身も

「立ち上がる時がすごく楽です。」

と驚かれていました。

ただし、長期間繰り返し負荷がかかっていた組織であるため、症状の経過を確認する目的で1週間後に再来院していただくこととしました。


2回目

階段の昇り降りではほとんど痛みがなくなり、正座も短時間であれば可能となっていました。

しゃがむ動作ではまだ軽度の違和感が残っていたため、下肢全体の筋バランス改善を目的とした施術を継続しました。


3回目

日常生活で膝のお皿の下が痛むことはなくなり、お子様との外出や家事も問題なく行えるようになりました。

再発予防として、月1回程度のメンテナンスケアとセルフストレッチを継続していただくことをご提案し、今回の症例は終了となりました。

患者様からは、

「もっと早く来れば良かったです。また身体のことで困ったら最初に相談します。」

との嬉しいお言葉をいただきました。


【施術者の見解】

膝蓋腱の痛みは、スポーツをされている方だけに起こるものではありません。

デスクワークや家事などで長時間同じ姿勢が続くことによって大腿四頭筋や股関節周囲の柔軟性が低下し、階段の昇り降りやしゃがむ動作の際に膝蓋腱へ繰り返し負担が加わることで発症するケースも多くみられます。

今回の患者様も、痛みがある膝だけではなく、股関節・骨盤・足関節の機能低下が重なり、膝蓋腱へ過剰なストレスが集中していました。

膝蓋腱の痛みは、炎症が落ち着けば自然に改善する場合もありますが、身体全体の動きに問題が残っていると再発を繰り返すことがあります。

そのため当院では、痛みのある部位だけでなく、関節の可動性や筋肉の協調性、姿勢や身体の使い方まで評価し、原因に合わせた施術を行っています。

また、症状が改善した後も、適度な運動やストレッチ、身体全体のコンディショニングを継続することで再発予防につながります。

Spine カイロプラクティックでは、膝蓋腱の痛みをはじめ、膝のお皿の下が痛い、階段で膝が痛い、しゃがむと膝が痛い、正座ができないなど、日常生活に支障をきたすさまざまな膝の症状に対して、エビデンスに基づいた評価と施術を提供しています。

※本症例は患者様の同意を得たうえで個人が特定されないよう内容を一部編集しています。また、施術結果には個人差があります。


Spine Chiropracticでは、急性腰痛、首の痛み、胸椎捻挫(ぎっくり背中)など、日常生活に直接影響を及ぼすさまざまな筋骨格系疾患に対して、エビデンスに基づいた施術を提供しています。当院は単なるリラクゼーション目的のサービスではなく、機能の回復と痛みの軽減を目的とした専門的なカイロプラクティックケアを行っています。

Spine Chiropracticは横浜中心部に位置し、馬車道駅から徒歩1分、日本大通り駅から徒歩8分、JR関内駅から徒歩7分、JR桜木町駅から徒歩12分と、アクセスに便利な立地です。横浜エリアにお住まいの方やお勤めの方はもちろん、英語対応可能なカイロプラクターをお探しの海外の患者様にもご利用いただきやすい環境です。

急性の腰痛や首のこわばり、種々関節の痛みや産後の骨盤調整などでお困りの方は、どうぞお気軽にSpine Chiropracticへご相談ください。誠実さと専門性を大切にし、患者様一人ひとりに寄り添った質の高い施術を提供いたします。