今回は人生で一度は経験したことがある人が多い症状寝違えについてお話しします。

寝違えは文字通り朝起きたら首が動かなくなる症状です。症状の重症度にもよりますが、全く首が動かせなくなる状態が起こり、初めて経験した方には「パニックになって泣きました」という方もいるくらい、なんの予兆もなく朝起きたら突然起こる場合があります。

病院で検査しても画像上明確な所見がない場合が多く、睡眠時に不自然な姿勢が続いたり、普段しない運動や重労働をしたことなどが原因で一部の筋肉が緊張を起こすことで虚血状態に陥った状態で朝を迎える…などによって発症することが考えられます。

また、カイロプラクティック学的には上記した原因以外で首の関節(椎間関節)の袋(関節砲)の炎症が考えられます。

寝違えを経験された患者さんは一様にして「枕が合わなかったからじゃないか?」と質問されるのですが、その可能性よりも日中の過ごし方や、そもそもの首の状態(筋肉や関節の状態)が正しい状態だったのか?の方が重要です。

多くの寝違えの原因は筋肉の過収縮(こむら返り)の状態によって起こります。ではその様な状態はなぜ起こりやすいのでしょう?

それは首の筋肉の付着部である頚椎椎間関節と後頭骨の関係性に大きく起因しています。上記図の様にストレートネックが存在している場合頚部に由来する様々な症状の原因となります。頚部椎間板ヘルニア/椎間板症・頸肩腕症候群/胸郭出口症候群・椎間関節症候群などが代表的です。因みに事故によって起こる鞭打ち症などもこれらの症状の発症原因です。

頚椎は本来前弯という、喉方向に緩やかなカーブを描いています。しかし近年デスクワーク時間の増加(コロナ以降自宅からの仕事スタイルが普及した影響)やスマートフォンなどの普及によって頸椎の前弯が消失することによって起こる様々な頚部症状の増加傾向が見受けられます。

頭蓋骨の重さを支えている頚部の筋群はそれほど強靭ではありません。その為頭の位置がしっかりと首の骨に乗っていないと首の筋肉にかかる負担がかなり増加します。その様な状態が続くことが根本的な原因として寝違えを発症し繰り返し寝違えを起こす、継続的な頚部痛を伴う、などの症状に陥ります。

スパインカイロプラクティックでは根本改善を常に考慮した施術及び生活習慣に起因する問題提起をさせて頂いています。

枕を変えても良くならない、病院やマッサージに行っても改善はするが持続しないなどでお困りでしたら是非一度スパインカイロプラクティックでの整体をお試し下さい。

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枕を見直す前に自分の首を見直してみてはいかがでしょうか?