今回は慢性腰痛にフォーカスしてお話しします。腰痛は現代病と言われますが、デスクワークがメインの昨今の仕事スタイル、スマホ普及による座位姿勢の増加などによって圧倒的に腰にかかる負担が増加しています。特に世界的なコロナウィルス流行後から日本でも普及したテレワークで、自宅から仕事をすることが可能になったことによって、より運動不足になるような日常生活が定着しました。

慢性的な腰痛に悩まされる方が当院でも多く、全体的な症状の半数を占めています。今回は数ある腰痛の原因の中でも多く発症する慢性腰痛に焦点を当ててお話しします。

腰痛には様々なタイプがあり、代表的なぎっくり腰(急性腰痛症)から椎間板ヘルニア性腰痛症・椎間板症や変形性関節症/椎間関節症候群など、様々な種類があります。慢性腰痛症というのは実は、「慢性的に腰が痛い」と言っているのみで、特定の原因を指しているわけではありません。しかし、主に病院でこのような診断がつく場合は原因が筋肉の過緊張によって引き起こされる継続的な鈍痛や動作時痛による場合が多くあります。筋肉の緊張は体幹を支持(特に腰部)する筋群どこにでも起こり得ます。

腰部にかかる負担は座位による姿勢が最もかかります。体重の負担が腰部にかかり続けることによってそれを支えている筋群が緊張を起こします。筋肉の緊張状態は動くことによって筋肉の伸収縮と血流の改善によって柔軟性を取り戻していきますが、毎日の仕事や運動不足などで緊張状態が起きやすく、蓄積していくことによって慢性的に腰痛を発症します。

腰部筋群は姿勢を維持する要となる筋群なので、実は常に緊張状態を保っています。しかし、動かない事で伸収縮が起こらず→慢性緊張状態→継続的な腰痛発症となります。

ではこのような状態にならない、もしくは改善するにはどうしたら良いでしょう?

読者の方が自分でできる対策としてすぐに思いつくのがストレッチ!ですね。しかし腰部の筋群は身体の中心にあるためなかなか伸びません。その代わりに骨盤周囲の筋群をしっかり緩めましょう。

実は腰痛は骨盤と密接な関係にあります。したがって土台となる骨盤周囲の筋群を緩めることは腰痛に効果的です。

臀筋群や前側を走行する腸腰筋、腿裏のハムストリングなどの柔軟性は腰痛予防に最も効果的ですのでやってみて下さい。

それでも一時的な改善のみ、改善しない場合も多々あります。そのような場合はもっと根本的な改善が必要になります。

根本的な…というのは腰椎(背骨)及び骨盤と股関節の改善です。お伝えしたように骨盤の関係が深い腰部ですが、筋肉の緊張はあくまでも「結果」です。その「原因」は関節の可動生の欠如にあります。腰部及び骨盤と股関節の可動生が十分に保てていないと筋肉の緊張を緩めても、緊張を起こす「原因」は残ってしまします。そのような状態を改善させるためにカイロプラクティック治療が存在します。

スパインではジョイントモーションという施術理念のもと関節の可動域をつけることによって筋肉の適性を維持するようにしていきます。

根本的な改善と長持ちをご希望の場合馬車道(関内/桜木町・日本大通りも近いです)にあるスパインカイロプラクティックで根本的な改善をさせていただきます。その為には患者様の生活習慣の見直しも必要になる場合が多いので、的確な施術のみでなく日常生活でのアドバイスもさせていただきます。

どこに行っても治らない腰痛にお悩みの方は是非スパインカイロプラクティックにご相談ください。