近年コロナ禍で進んだ働き方改革は、多くの企業で導入されたテレワークによって働き方の選択肢が大きく向上しました。これは精神衛生上好意的に捉えられている向きが大きく、働き方の選択肢が増えたのは好ましいことだと思います。しかし、何事にもメリットとデメリットが表裏一体のように、テレワークが普及したことによってデメリットも多く生まれています。
その中でも多くの国民が経験した事もしくは常に感じている症状「肩こり」について今回は少し深く掘り下げていきます。
シリーズ1の腰痛と共に、整体やカイロプラクティックで即効性及び大きな効果が期待できるメジャーな症状です。「効果」という言葉を少し掘り下げると、「持続性」と言うところをスパインカイロプラクティックでは考えます。
肩こりは病ではありません。生活習慣の蓄積によって起こる正常な反応の延長です。正常な反応の延長という言い方を敢えてしましたが、これはどの様な意味でしょうか?
筋肉は重力に抵抗して姿勢を維持しています。この重力というのは地球に住んでいるすべての物体が逃れることができません。そのため筋肉は常に重力下の影響で緊張状態にあります。しかし、身体が動いていれば筋肉は伸収縮を繰り返すことにより血流が滞ることなく老廃物(老廃物とは化学物質であるヒスタミンやセロトニン・ブラジキニンなど)を組織に貯留させることなく流しています。
長時間のデスクワークなどで同じ姿勢が続くことによって、姿勢をキープするために正常な働きとして筋肉の緊張が起こります。しかし、同じ姿勢をキープし続けることによって筋肉の伸収縮は損なわれ、結果老廃物の貯留が起こることでコリや痛みを発症します。
肩の痛みや腰痛は近年の働き方では加速度的に増えている症状の一つでしょう。
Spineカイロプラクティックでは根本改善を目指してます。凝った筋肉を緩める!だけでは結果に対してのアプローチのみになってしまいます。凝る原因=柔軟性の欠如=関節可動域&稼動性の低下に繋がっていきます。そのためSpineでは筋肉の柔軟性は元より、関節の位置と可動性を良い状態に保てることを第一に考えて、アジャストメントを主体にした施術をしていきます。
しかし、正直にいうとコリは生活習慣で培われるものなので、カイロプラクティック治療によって改善と長持ちはできる様になりますが、更に維持するには適度の運動とバランスの取れた食事(血液を良好にする食べ物にはイワシなどの青魚・納豆・かぼちゃ・玉ねぎ・海藻類など)が大切です。
適度な運動と食事…なかなか大変だなぁと思うかもしれません。でも人生100年時代なんてことが囁かれている中で、自分の身体の責任を自分で持てる!様になっていきたいですね。
スパインカイロプラクティックではお身体を施術するのは当然のこと、皆様の健康観の導き手になれたら嬉しいと思います。