急性腰痛症

急性腰痛症=一般的にはぎっくり腰などと呼ばれることが多いのですが、急激な腰痛になる原因は様々です。

腰痛やその他の外科的痛みの多くは筋骨格(靱帯や腱・軟骨組織を含む)由来で起こる痛みである場合が多いですが、中には重篤な症状の前兆として起こしている場合があります。安易に腰痛を患ったから筋肉を緩めてもらおう…と考えるのは危険場合が少なからずあります。


急性腰痛症(ぎっくり腰)は、筋肉の急激な緊張(正確にはスパズムと言います)や、メジャーな症状シリーズ7に書いたような椎間関節症候群といった症状によって引き起こされる場合が殆どです。

しかし、中にはこの腰痛症の原因が内臓関連痛によって引き起こされている可能性があります。

私自身疑いのある患者に病院への受診を勧めた経験があります。カイロプラクティック臨床経験上内臓関連痛による痛みも頭において臨床に臨む様にしています。

シリーズ1回目に腰痛症を記述するのも私自身腎盂腎炎の疑いがあった腰痛患者に病院への受診を促した結果後日その方から電話で腎盂炎だった報告を受けた経験があったからです。長いカイロプラクティック従事者経験の中で稀なケースであったためよく記憶しています。


「カイロプラクティック適応外の危険な腰痛」

整形外科的腰痛疾患

  • 骨折(骨粗鬆症含む)
  • 化膿性脊椎炎
  • 脊髄腫瘍・骨肉腫
  • 脊椎カリエス   など

内臓関連痛による腰痛症

  • 腹大動脈瘤
  • 感染性心内膜炎
  • 急性膵炎
  • 子宮筋腫・子宮ガン
  • 尿管結石
  • 腎盂炎  など

上記に書いた症状はほんの一部です。この様に書くと単なる腰痛でも「怖い」と感じる方が多くいらっしゃるかもしれませんが、上記症状は腰痛以外にも多くの症状が出るためほとんどの方はカイロプラクティックを受信する前に病院に行き、早期発見できる場合がほとんどでしょう。ただ、稀に腰痛のみの出現が強く(初期症状の段階ですが)、過去の私の経験のようにすぐにカイロプラクティックに受診されるケースもあるだろうと考え、今回この様にブログに書かせていただきました。この様に記載する目的は当院では初診時の問診に時間を割くため、カイロプラクティックの適応ではなさそうだ(検査や診断が行えるわけでは無いので、あくまでも予測の範囲になります。)と問診の段階で判断した場合に病院への受診を勧める場合があります。

当院では癒しとしてではなく日常生活に直結する筋骨格に由来する様々な症状に対応しています。馬車道駅徒歩1分・日本大通り駅徒歩8分・JR関内駅徒歩7分・JR桜木町駅徒歩12分にある、当院スパインカイロプラクティック(整体院)にお越しください。誠心誠意対応させていただきます。