椎間板ヘルニア…経験されたことがある方も無い方も一度は耳にしたことがある診断名だと思います。

さて、ヘルニアとは一体何を意味しているのでしょう?ヘルニアの語源はラテン語で「脱出」を意味しています。

図のように椎間板が圧迫を受けることによって、組織の逸脱が起こった容態を指します。もう少し詳しくご説明すると、椎間板とは髄核と言われるゼリー状の物質の周りを椎間板繊維が覆っている状態を指します。

髄核と言われるゼリーが外の方に押し出されることによって、それを包む繊維を押し出してしまうことによってヘルニア=脱出することになります。

椎間板の真後ろには背骨の中の脊髄神経が通過しているため、その部分を圧迫することによって神経支配レベルにおいて痺れや疼痛・運動機能障害などが起こります。

動物のヘルニアでは5段階評価がされるのですが、人間でも繊維輪膨隆(中の髄核が外の繊維を押し出してしまう)状態から、髄核逸脱(椎間板繊維を破り、中のゼリーが外に出てしまう状態=用手術)状態などがあります。

スパインカイロプラクティックでは椎間板ヘルニアの症例を多く診させていただいていますが、ほとんどの方が医師の診断を受け、その後の経過が芳しく無い場合=セカンドオピニオンとして来院される方がほとんどです。


それでは施術方法のコンセプトを説明していきます。

症状の重症度は様々ですが、施術の方法のコンセプトは一貫しています。

まずカイロプラクティック学検査でお持ちの症状が神経痛を有しているのか否かの判断をします。神経痛が出ていないが椎間板に痛みが発症している椎間板症なのか?ヘルニアを介した神経痛なのか?の判断をするのですが、どちらの症状にせよ問題部位に限局的に負担をかけている要素を判断して取り除くことは共通しています。

スパインカイロプラクティックでは一点集中した負担(姿勢や体重・限定的な生活習慣など)を筋骨格構造からいかに分散させていくか?を考えていきます。

具体的には関連筋群の柔軟性の増加及び弱化筋群の強化を考え、付随する関節(障害を起こしている椎間板以外)の連動性=可動性を回復させていくことを主体に施術構成を考えていきます。

考え方として、椎間板を障害してしまった原因として最も考えられるのは、脊柱の正常な生理的湾曲(S字カーブ)の消失とそれに伴う椎間関節の可動性消失=体重などの負担が継続的に同じ箇所の椎間板に掛かり続ける…ことによって起こることが考えられます。

そのため、負担をかけしまっている部位以外の椎間関節(背骨の関節)に可動性を回復していくことが大前提になります。

これには筋肉の柔軟性や強度も大きく関与しており、過緊張筋と弱化筋の判断も行い均等性をつけていきます。

これら総合的な施術を行ない、日常的にかかる負担を分散させていくことによって症状の緩和が行えます。

しかし、最終的にはその方が日々送られている生活習慣に起因することが大きな要因なので、生活習慣の指導は必須で行わせていただきます。

生活環境や習慣は様々なので、施術セッションを重ねるなかである程度生活に関するお話を聞きながらその方に合った改善点を考えだしオーダーメイド施術していく=将来的な再発予防をしていくことが根本的なカイロプラクティック治療だとスパインカイロプラクティックでは考えています。

上記症状でお困りの方でカイロプラクティックや整体をまだ試されていない方はみなとみらい線:馬車道駅・日本大通り駅・JR関内駅・桜木町駅に近いスパインカイロプラクティック(整体院)を試してみていただけたら誠心誠意全力で改善させるよう努めさせていただきます。