カイロプラクティック適応症の中に顎関節に対しての有効性はあまり知られていません。
顎の関節も人体の関節なのでカイロプラクティックは有効な改善療法になります。
顎関節は関節の形状が他の人体関節とやや異なる点があり、筋肉の走行も多岐にわたります。
日常的に使う部分にも関わらず、日本語の言語特性や日本人の文化的要素(顔の表情を大きく使うことがない)も加わり、顎関節の可動性の低下や筋緊張が起こりやすい傾向にあるのではないかと考えられます。
また、2020年から始まったcovid-19の世界的感染拡大を受け、マスクでの生活を余儀なくされた状況下での口の動きが減少していたり、不安社会の中でストレスによる歯軋りなどが起こることも近年の顎関節症の傾向に当てはまります。
顎関節の開口と閉口のタイミングを均一にするため、開口閉口筋群のバランスを整えることが施術のメインになります。またストレートネックも顎関節の動きに影響を与えるため、施術の必要性に応じて頚椎へのマニピュレーションを施します。
「口を開けた時にカクカク音がする」クリック音といわれる状態も顎関節症のメジャーな症状です。これは顎関節の構成要素の一つである関節円盤(軟骨)が口を開け閉めした時に左右のタイミングや位置がズレることによって起こります。
この時に痛みを伴う場合は虫歯との鑑別が必要ですが、カイロプラクティック治療も有効な手段となります。歯科ではマウスピース矯正が主ですが、カイロプラクティックでは上記した状態を改善させることによって、クリック音を改善させることが可能です。
顎の症状でお悩みの方は是非一度カイロプラクティックスパインでの施術をお試しください。